Q1: 通常の加工商社とは何が違うのでしょうか?

大きく次の3点で通常の加工部品商社とは性格が異なります

① 自社が加工業者であること
当社は、機械設計、製缶・板金・研磨加工、精密部品の精密仕上げ工程を自社内に持つ設計・製造事業者として、協力工場との連携を築いています。一般的な加工商社にありがちな「下請けへの丸投げ」ではなく、同じ加工仲間としての信頼関係を土台に協力体制を敷いています。そのため、各工場の個性や繁閑の状況を把握し、工場間のコミュニケーションや全体作業の最適化という点で優れた効率性を実現しています。

② 設計者の視点と加工業者の現場感覚を兼ね備えること
金属加工業者としての現場力に加え、機械設計の知識と経験を豊富に持っています。図面ひとつにしても、設計者の視点と加工業者の現場感覚の両方を生かして、改善点を提案することができます。通常、機械加工系や板金加工系といった専門分野内に知識や経験が限定されるものですが、当社は扱ってきた案件が広範囲に及び、加工種類も多いことから、バランスの取れた合理的な技術提案が可能になっています。

③ 製造のインテグレータであること
製造のインテグレータとして、上記の強みを生かし、様々な協力工場からの加工品を統一的に品質管理することができます。品質保証の均一化を担うものとして、高度な品質体制が問われる航空機部品から、個人向けのDIY部品まで、お客様の要求レベルに合わせた品質、管理体制を柔軟に組むことが可能です。

Q2: 外注することはコストアップに繋がりませんか?

当社は、いわゆる「仲介者」として外注している訳ではありません。製造における多種多様な工程を一元的に管理する「インテグレータ」として、通常の調達に伴う複雑な工場間のコミュニケーションや工程管理を効率化し、資金や時間のコストを節約するサービスを提供する役割を担っています。これは普段から相互に受発注を繰り返す加工仲間との連携だからこそ実現できているもので、コミュニケーションにかかるコストひとつをとっても、十分に節約できていると言えます。

これは外注先にとっても、営業活動や発注先との細かいやりとりに掛るコストやリスクを軽減することになります。それは実際には見えない形で見積金額にも反映されています。

Q3: 個人での依頼も受けてもらえますか?

個人や小規模事業者の方のご依頼にもお応えいたします。当社では、航空機や半導体、医療といった比較的高付加価値な分野の加工品を得意としておりますが、これらはいずれも少量多品種の生産品が多いため、製造工程も多品種少量に適した体制となっています。

個人や小規模事業者様向けの加工品は、単品のご依頼が多いと思いますので、むしろ当社の得意とするところです。高い付加価値のある加工だけでなく、板に穴をあけるだけの加工など、比較的単純な加工も多く取り扱っています。「こんな簡単なもの扱ってくれないのではないか」等と遠慮はいりません。どのようなご要望でもお応えできるのが当社の強みですので、遠慮なくお気軽にお申し付けください。

Q4: 品質保証体制について教えてください。

お客様のご要求レベルに合わせた品質保証体制で対応いたします。当社自体ではISO9001等の品質規格は取得しておりませんが、それに準じた客先品質要求に合致するよう対応しております。「検査表」「材料証明」「工程表」などの品質記録の作成、保管など要求に応じた柔軟な対応が可能です。もちろん製造工程の品質監査にも適宜対応させていただいております。特に品質保証体制に厳密さの要求される航空機部品の供給実績もございますので、安心してお任せください。

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